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落語会ありがとうございました【前編】
『愛海と咲楽の落語会〜花緑仕込みの古典落語 人情噺篇〜』
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
遅くなってすみません。
やっと一息つけたので、上手にまとまらないながらも、皆さんに感謝の気持ち・今の気持ちをここに残しておこうと思います。
「広瀬さん落語をやってみない?」とお誘いがあったのは、去年の秋、あるオーディションを終えて帰りにMe&Herコーポレーションの事務所に寄った時のことでした。
私は落語好きを堂々と名乗れるほどは寄席を見ていたわけではないけど、以前一度挑戦したこともあって落語が好きだったので、そのお誘いが素直に嬉しかったのです。
それから同い年の夏目愛海さんと一緒に、柳家花緑師匠直々に落語を教えていただけると聞いて、こんなに貴重な機会を逃すわけにはいかないと、臆病になりそうな気持ちをぐっと堪え、お二人との顔合わせに行きました。
顔合わせの日。夏目愛海さんと最初にした会話は、「何の噺をやるか…決まりましたか…?」で、私も全く決められていなくて、さらに落語の世界はもっともっと厳しいものだと思っていたので、どの噺を例に挙げていいのかすらもわかりませんでした。
打ち合わせで皆さんが色々ご提案くださった後、「でも自分の好きな噺をやってみるのがいいんじゃないかな」と言ってくださった花緑師匠に、思い切って『文七元結』が好きだという話ができて今はよかったなと思っていますが、この日の私たちは本当に大丈夫なんだろうかという完全に不安が募った顔をしていたと思います。
でも、この日初めてお会いした夏目さんの声や表情から、彼女の高座に上がる姿が、私にはスッと想像できたんです。同い年である彼女と、それから花緑師匠がいてくださる。こんな素敵なお二人と作り上げる落語会はきっといいものになると、ずっと信じていました。
いやでも綺麗な小紋を着せていただいて、ビジュアル撮影をして、チケット発売のコメント録りをした時までは、正直これがどのくらい大変なことのか全く見えていなかったんです。
お手本となる花緑師匠の『文七元結』の映像資料をもらい、まずは手打ちで文字起こしをするところから始まりました。一週間くらいかけてやっと文字を打っただけの台本ができたら、今度は時間にして30分、字数にして10,000字越えという膨大なセリフ量をひたすら覚える日々が始まりました。
移動中も家にいる時もいつでも聴けるように、いただいた映像から音だけを抽出したりもしました。この作業は毎週(水)に放送のラジオ(仙台ラジオ3 Groovin‘ Wednesday内コーナー「広瀬咲楽のMy Favorite Time」)の編集で鍛えられていたので、この技がここで生きてくるとはなぁと思ったり。
それから見よう見まねで上下(かみしも)に振ってセリフを言いながら、ひたすらそれを体に覚えさせる毎日。
演じる役が多いので「今はこの人」「そして次はこの人」と頭と心が常にごちゃごちゃしていました。
この時期の私のモットーは、[間違えても、不安でも、わからなくても、とにかくやる]でした。
花緑師匠との1回目のお稽古の日程がでた時、その前に一度夏目さんとお互いの途中経過を見せ合いたいですね…!
となり、事務所のスペースをお借りしてプレ稽古のようなものをしました。事務所の方々も見守ってくださる中、無我夢中で初めて披露した『文七元結』は、台詞は間違えるわ浴衣は着崩れるわで、終わった後に悔しさともどかしさが残りました。
その日、私は夏目さんの言葉で初めてちゃんと最後まで『芝浜』を見ました。夏目さんの声の通り方、セリフの聞きやすさに感動して、私も夏目さんの頑張りに恥じないように頑張らなくてはと思いました。
柳家花緑師匠との最初のお稽古の日は、ガッチガチに緊張していました。でも花緑師匠が緊張をほぐすように気さくにお話をしながら美味しいお茶を淹れてくださって、励ましの言葉をかけてくださって、その時間にすごく心が癒されました。
落語の中でのルールや、『文七元結』についてもっと深く教えてくださったり、こうしたらもっとよくなるというところをわかりやすく伝えてくださるところが、落語もお芝居の稽古と同じようなやり方で芸を磨いていくんだなと初めて知りました。師匠が私に上手く伝わるように言葉をたくさん選んでくださっていたのも本当に感謝しています。
…もっともっと書きたいことがあるので、2回に分けてもいいでしょうか?
続きは来週にアップします。
とにかく、落語会観に来て下さって、応援して下さってありがとうございました!!!

